コロナ禍で活動の制約が多く、ワークショップ、講演等は全てストップ。文化交流使の皆さんも外国での個展が延期になったり、舞台活動が中止と大変な現状です。

来年6月に予定されているエストニア国立美術館での「きもの、日本の美の本質」展が開催出来るよう祈り乍ら準備を進めています。

たっぷりの時間に思いっきり華やかな振袖を制作し、図録用の作品を拡げて作品の構成を考え、着物を選びました。

売れない作家の幸で、実験的作品に挑んだ足跡とも言える作品が沢山あり、二十五点を選ぶのに悩みました。糸目本友禅、ローケツ、型染の作品は、私なりに納得ですが、絞りの着物が物足りない。

そこで年末年始の行事を最大限省いて、もう一作絞ろうと決め、試しに二種の草木で重ね染をしてみました。面白そうです。

昼も夜もぐしぐし針を進めております